外用薬 |
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外用液剤 |
傷口の消毒薬や虫さされ薬、水虫のくすりなど、液体のくすりを液剤といいます。ビンの口にスポンジがついていて直接ぬるものや、ぬるためのスプレー器具や府でのついているものもあります。 うがいくすりはそのまま、またはうすめてのどの奥まで届くようにうがいしてください。 |
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スプレー剤 |
有効成分を霧状、粉末状、泡沫状、またはペースト状などとして皮膚に噴霧する製剤です。手を汚さず広範囲の患部に撒布できる利点がある一方、薬剤の浸透性、持続性に欠きます。また、可燃性ガスを利用しているため、周辺の火気や誤って吸引しないよう注意しましょう。 |
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点眼剤 |
キャップをはずし、点滴口を下に向けて、目の真上にもってゆき、容器の側面をかるく押すと一滴ずつ正確に点眼できます。点眼の際に容器の先端がまぶたやまつげにふれると、雑菌が薬液に入って汚染されることもありますから、ふれないように注意しましょう。一回で使いきりにするユニット・ドーズ製剤もあります。 |
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軟膏剤 |
軟膏剤には、ゼリー、ゾル、ゲル(ジェル)、クリーム、リニメント、パスタ剤、歯みがき用ペーストのような形状をもつものも含みます。 軟膏を汚染しないようにするために、手を洗って清潔にして、患部をきれいにしてからぬってください。また、いったん取り出した軟膏を容器に戻すことはしないでください。 |
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クリーム剤 |
皮膚に塗布する、水中油型または油中水型に乳化した半固形の製剤で、油中水型に乳化した親油性の製剤については油性クリーム剤と呼ばれます。滑らかで伸びが良く、擦り込むことでマッサージ効果を得ることができますが、べとつきが多く、軟膏に比べ、揮散しやすく、汗で流れやすいのが欠点です。 |
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はり薬 |
消炎・鎮痛作用のあるくすりなどを配合して、布やフィルムにぬった外用剤です。主に急性の炎症に使う冷感タイプのものと、主に慢性の炎症に使う温感タイプのものがあります。また、虫さされによるかゆみ止めのくすりを配合したパッチ剤も貼付剤です。患部をきれいにしてから、貼りつけてください。 |
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テープ剤 |
皮膚に貼付する製剤(貼付剤)のうち、ほとんど水を含まない基剤を用いる製剤です。ニットなど伸縮性のある基部に、有効成分や粘着剤、香料などの添加物が塗布されています。薄くて伸縮性があり、比較的粘着性が強いことがテープ剤の特徴です。また、医療用で用いられることが多く、吸収性にも優れます。 |
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坐薬 |
肛門等に挿入して使うくすりです。アルミ箔やプラスチックフィルムで包装されていますから、必ず包装をとって使ってください。 |